腰部脊柱管狭窄症の検査

腰部脊柱管狭窄症の検査

やはり腰部脊柱管狭窄症は怖い病気です。
命に関わることはありませんが、痺れや痛みの為に歩行障害を引き起こし、排泄困難も起こすことがありますので放ってはおけません。

腰部脊柱管狭窄症の疑いで病院へ行くと問診や、触診での検査が行われます。

まず、下肢伸展挙上テストですが、患者は仰向けに寝で膝を伸ばした状態で足を持ち上げます。問題が何もなければ、相当な角度まであがりますが、70度以下でお尻から太ももの裏側、すねの外側やふくらはぎに痛みが起こったら、腰椎の4番目と5番目の間に障害があると考えて良いでしょう。

他の検査で大腿神経伸展テストがあります。
これはうつぶせに寝た状態で片方の足首を支えて 膝を曲げま、足を持ち上げます。背中が反るような感じがします。

大腿部前面に痛みが現れれば、腰椎の1番から4番までの間のいずれかで神経が障害を受けている可能性があります。

医師はこのような検査で、狭窄の為に起こっている痛みかどうかはある程度判断できます。

更に詳しい検査として、レントゲン、MRI検査による画像診断(造影剤をつかうこともあります)が行われ、これでほぼ確定します。

この他にも血液の検査なども行い、腫瘍の可能性の有無をチェックします。

また、ブロック注射で判断を確定することもできます。
脊柱管狭窄症の特徴である間欠性跛行は、血管の病気である閉塞性動脈硬化症の場合にも生じる症状です。

そのため鑑別が必要となりますが、ブロック注射で患部に直接麻酔薬を注入した場合、痛みが軽減されなかった場合には、神経の障害ではないと判断され、閉塞性動脈硬化症が疑われることになります。

このような様々な検査で、脊柱管狭窄症であると判断されても、手術をしないで治療をすることが一般的です。

ただし、間欠性跛行の症状がきつくあまり歩けなくなったり、会陰部に異常をきたし排泄困難などの症状が出てきたら、かなり重症であると考えられ、手術を勧められる可能性があります。

下肢の痺れなどは、何もない場合には現れるものではありません。
どこかに異常があるから痺れるので、このような症状を見過ごさず、早めの治療を行うようにして下さい。