脊柱管狭窄症の手術のポイント

脊柱管狭窄症の手術のポイント

脊柱管狭窄症で馬尾神経が障害を受けている場合は、間欠性跛行の症状がきつく歩行困難になり、また排泄障害を起こすようになります。

これらの症状が出るようであれば手術の対象となるのですが、馬尾障害の症状が見られたとしても、手術をしないで保存療法が有効というケースもあります。
しかし、保存療法が有効になるケースは「早期発見」「早期治療」をした人に限ります。

脊柱管狭窄症は、高齢者に多い疾患で、「腰痛は歳のせいだから仕方がない」「病院に行く事が面倒」「家族に気兼ねをする」などの理由で、放置されることが多いのです。

その為、高齢者にとっては負担の大きい手術を選択しなければならなくなります。
全ての病気に共通していることですが、脊柱管狭窄症の場合においても手術の是非を判断するには「早期発見」「早期治療」が重要なポイントとなります。

また、脊柱管狭窄症の手術後ですが、誰もがすべての問題を解決できるとは限っていません。

脊柱管狭窄症の手術の基本的な考えは、「脊柱管を広げることで神経への圧迫を取り除く(除圧)」事になります。

手術法は、「痛みの原因(どのように神経が圧迫されているかの範囲や程度、症状)」によって、「開窓術」「椎弓切除術」などと異なり、除圧後不安定な場合は「固定術」の併用を行います。

一般的に広く行われているのが「腰椎後方除圧術」で、背中から皮膚を切り開いて行います。開窓術とも呼ばれ、圧迫している骨や関節突起を切除します。

ただやはり、脊柱管狭窄症の手術は多少なりともリスクが伴います。
圧迫されている部分を広げたとしても痺れが残る場合も少なからずあります。

また、5年、6年と時間が経つことで残念ながら脊柱管狭窄症が再発することもあります。
5年以内に脊柱管狭窄症の痛みやしびれの再発は全体の90%以上に及び、この統計を見る限り、脊柱管狭窄症を完全に完治することはたとえ手術であっても難しいのではないかと思われます。

しかし、残りの10%の方達は手術の後遺症もなく、快適な日常生活を送っている事も事実で、この差がどこにあるのかというと、筋力強化が大きな要因となっていることは確かです。
脊柱管狭窄症を根本から改善するには腰部周りの筋力強化が必須になってきます。

ただ、筋力強化をする際には、脊柱管狭窄症によって引き起こされている体のアンバランスを整えてから、筋力強化をしていく必要があります。

日常生活であらゆる場面での姿勢の矯正が必要で、正しい姿勢で過ごすことで体のアンバランスも改善されます。

脊柱管狭窄症の手術をして再発していない方の共通点は、正しい姿勢で継続的に腰部周りのトレーニングと体のケアを行っていることです。