脊椎管狭窄症、痛みの本当の原因

脊椎管狭窄症、痛みの本当の原因

脊椎管狭窄症の原因で、従来より原因として多く考えられたのが、先天性や発育不全における狭窄ですが、しかしこれは近年では非常にまれなケースと考えられています。

実は圧倒的に多いのが後天性の狭窄で、加齢などによる変性、例えば骨の骨棘化、椎間板の老化、靭帯の厚肥による狭窄、変性辷り症・分離辷り症などがあります。

先天性、発育性、変性、ヘルニア、すべり症などがそれぞれの組み合わさって起こることもあります

また、過去に受けた腰椎への手術などが原因で脊柱管が狭窄することがあり、医原性脊椎管狭窄症となります。

外傷性や、その他の骨格病変も、よく一般的に言われる脊椎管狭窄症の原因です。
しかし、骨に異常がある場合には通常激痛を伴うものですが、すべり症になっても必ずしも痛みが生じるとは限りません。

脊椎管狭窄症は骨の病気ではないと考えることができます。
脊柱管狭窄症の痛みの原因の一つに、血流障害から起きる筋肉の硬直が考えられます。
基本的には、筋肉が柔らかい状態を保っていれば、このような痛みはでないと考えられます。

脊柱管を支えている筋肉が衰え、損傷することで脊柱管が狭くなった状態になり、それを元に戻す筋肉の働きが不能になります。
そこで脊柱管内の馬尾神経、神経根が圧迫を受けて、阻血や欝血状態を基本とする障害が起こるのです。もっとも多い腰痛のパターンです。

体調が悪くなったときには、それを改善するために、特に悪い部位へとたくさんの血液を流そうとする働きから、痛みが発生します。

「プロスタグランジン」といわれる「発痛物質」が分泌されたときに、痛みが発生するといわれており、「プロスタグランジン」は、体の回復や組織の修復のプロセスにおいて分泌される、非常に重要な物質なのです。

体が回復しようとしているために、「痛み」が出ていると考えることもでき、「痛み」は必ずしも悪いものではないという事が言えます。