脊柱管と神経

脊柱管と神経

脊柱(背骨)は、頸部から下方にかけて24個の「椎骨」という骨の積み重ねでできています。
下部の5個を腰椎といいます。

それぞれの椎骨の間には「椎間板」が存在し、椎骨や椎間板は「じん帯」によって強固に連結されています。

椎骨の前方部分は「椎体」、後方部分は「椎弓」「棘突起」「関節突起」などからできていて、
前方部分と後方部分の間には「椎孔」という空間があり、椎骨が積み重なると椎孔が連なり1本の管「脊柱管」となります。
また、上下の関節突起が接合して「椎間関節」を作っています。

脊柱管が何らかの原因で狭くなり、中の神経が圧迫を受ける事で痛みや痺れなどの症状を起こしますが、これが「脊柱管狭窄症」となります。

脊柱菅のなかには脊髄神経が走っています。
腰部では脊髄神経細胞の細胞体から延びる細長い突起である神経線維が集まり、「馬尾神経」となります。

これからそれぞれの高位で枝分かれした神経の束を「神経根」といいます。
神経根とは、脊髄から枝分かれして出て、腰椎の場合では、腰部、臀部から下肢に行く神経の一番根もとのあたりをいいます

神経根は上下の椎骨の問で作られる「椎間孔」という穴から脊柱管の外へ出て、「坐骨神経」や「大腿神経」となります。

このように、脊柱管は人にとって非常に重要な神経を収納し保護する役目を果たしており、脊柱管に何らかの異変が生じると、たちまち神経痛や神経麻痺が生じることになります。

脊髄の前から出ている運動神経を「前根」、脊髄のうしろから出ている知覚神経を「後根」といい、それぞれ運動や近くを支配しています。

馬尾神経は、脊髄神経から出ている「前根」および「後根」が一緒になった神経根の集まりで、臀部や下肢の運動・知覚や、排尿や排便といった機能も支配しています。
その為、馬尾神経が障害受けると、下肢に痺れを生じたり、排泄障害までが現れるようになるのです。