高齢者が気をつける事

高齢者が気をつける事

高齢者の腰痛の原因として「脊柱管狭窄症」があります。

脊髄の神経が通っている脊柱管が何らかの要因で狭くなると血流が悪くなり、神経組織への栄養や酸素の供給が不足してしまいます。
更に、神経そのものへの圧迫も重なり、痛みやしびれを起こす疾患が脊柱管狭窄症です。

脊柱管狭窄は、椎骨そのものや椎間板、靭帯などの変性に因ることが多いのですが、普段の姿勢の悪さや激しい運動をする事、不慮の事故、また逆に運動不足などが原因と考えられます。

加齢は仕方のない事ですが、毎日のちょっとした努力で悪化を防ぐことはできるはずです。
脊柱管狭窄症は馬尾神経が障害を受けると、重篤な症状をきたすことが多く、歩行障害、排泄障害などを起こし普段の生活が困難になってしまう場合があります。

手術を避けるためにも先ずは正しい姿勢を心がける事が重要です。
「正しい姿勢」というのは困難なことかもわかりませんが、できれば医師や理学療法士さんに指導をしてもらい、慣れていく事が良いと思います。

次に重要なことは、神経につながる血流を改善することです。
血流が盛んになると患部に酸素や栄養分が運ばれ、疲労物質を運び去ることから痛みなどの症状が緩和される場合があります。

血流の改善には、食事の内容や栄養のバランスを考慮する必要があります。
動物性食品やリノール酸系の脂は、血流を悪くするので控えましょう。
シソ油(シソの実を圧搾してとった油)、亜麻仁油(「アマ」という植物の種から抽出された水溶性の油)、魚油などは血流を良くする種類の油なので適量を摂るようにしましょう。

納豆やたまねぎ、ニンニクなどの食品、食物繊維などは抗酸化作用のある、ビタミンCやポリフェノール類などを含んだ食べ物で、コレステロールを吸着し、ドロドロの血液状態を未然に防いでくれます。

これら、サラサラ成分と云われるものは、一度に沢山摂っても体にとどめておくことができない成分なので、重要なことは、朝・昼・晩と3度の食事で抗酸化成分や抗血栓成分を欠かさずとるという事です。
難しく考えるとかえって混乱してしまいますので、常に意識をしておくことが大切です。

ストレスのない生活も重要です。
精神不安定の状態は、交感神経が過緊張することになり血流の悪化を招きます。

過労や睡眠不足、食べ過ぎ、飲みすぎ、不摂生なライフスタイルを見直すことで、血流は改善され、症状の改善を感じることができます。

「加齢現象で仕方がない」として諦める前に、自分で少しの努力をしてみることも必要です。