腰部脊柱管狭窄症とは

腰部脊柱管狭窄症とは

脊椎(背骨)は、頭から腰までつながる24個の小さな骨(椎骨)で構成されています。
椎骨と椎骨の間には椎間板と呼ばれる軟骨が挟まっていて、衝撃をやわらげるクッションの役割をしています。

椎骨には骨に囲まれた穴(椎孔)があり、それらがつながってできた管が脊柱管といわれるもので、管の中には神経の束(脊髄)が走っています。

腰部脊柱管狭窄症とは、先天的な要因もありますが、主には加齢によって、骨・関節・椎間板・靭帯などが肥厚し、脊柱管を狭くし、神経を圧迫したり神経の血行を阻害することから発症する疾患です。

腰部脊柱管狭窄症は一般的には高齢の男性に多いようですが、腰椎すべり症を伴う場合は女性にも多くみられます。

腰部脊柱管狭窄症は腰の神経の圧迫のされ方によって
・中心型狭窄・・・脊柱管の中心で圧迫される
・外側型狭窄・・・馬尾神経から分岐した後の神経根が圧迫される
と分けられています。

症状で分けると
・馬尾型・・・間欠性跛行を主な症状とし、両下肢のしびれ感・脱力感・冷感・灼熱感・排尿障害・会陰部のほてり感・足底の異常感覚などが主な症状
・神経根型・・・片脚だけの坐骨神経痛が主な症状
・混合型・・・馬尾型と神経根型の両方の症状が混在する
となります。

脊柱管狭窄症では、腰が後屈することで狭窄が悪化します。
そのため、しばらくの間立っていたり、歩いていると下肢痛やしびれ・つっぱり感が出てきて歩けなくなり、前傾して少し休むとまた歩けるようになるという間欠性跛行の症状を出すことがあります。

同じ様な原理で、自転車では、腰がやや前かがみの状態となるので、いくら乗っても下肢の症状は出ない場合が多いのです。

腰部脊柱管狭窄症は患者の約70%は保存的治療で快方するといわれており、薬物療法やブロック療法、コルセットの装着などで対処します。

痛みが軽くなると、筋トレやストレッチなどで腰部に関係する筋肉を強化し、腰椎にかかる負担を軽減します。

このような保存療法が無効な場合や、神経症状が強く日常生活が困難な場合には手術療法が選択されます。