腰部脊柱管狭窄症の場合の留意点

腰部脊柱管狭窄症の場合の留意点

脊柱管狭窄症の症状には、背中を反らせることによって痛みなどの症状が出やすく逆に前屈みの姿勢をとることで症状を和らげられるといった特徴があります。

症状が軽い場合には、歩くときに杖やカートのような歩行補助器具を使ったり、移動に自転車などを使ったりすることで、痛みが和らいで楽になります。

自転車は、乗った時に前屈みの体勢になり痛みが軽減される事、また足の筋肉を使う事もできるので運動を兼ねることができるという点で、推奨されています。

また、仰向けになって寝る体勢では腰を反らしてしまう為に、痛みが誘発されてしまいますので、膝の下に枕・バスタオルなどを置いて膝を高くして、腰が反らないようにしなければなりません。

その他、座るにしても立っているにしても、長い時間同じ姿勢のままの状態を続ける事や、腰をひねったり重いものを持ち上げたりする動作は極力避ける必要があります。

しかし、痛いからといって動かないでいると筋力の低下を招き、さらに状態が悪化してしまいます。
また、コルセットの装着をすることで痛みが緩和されることが多いのですが、コルセットを長時間つけっぱなしにすることは、筋肉が衰える原因となり逆効果となります。

運動の種類や方法や、コルセットの装着の仕方などは、医者や専門家の指導によって正しく行なわなければなりません。

保存療法では症状が改善されず、神経障害が強く出て歩行困難や排泄障害が現れてくると手術が治療法の候補にあがります。

脊柱管狭窄症の手術の基本的な考えは、脊柱管を広げて神経への圧迫を取り除くということで、開窓術あるいは椎弓切除術という方法で行われます。
これは、どのような形で神経が圧迫されているかによって異なってきます。

しかし、手術によって完治するとは限らず、痺れが残る事が多く再発の危険性もある事は理解しておく必要があります。