脊柱管狭窄症の原因と対策

脊柱管狭窄症の原因と対策

脊柱管狭窄症は高齢者、特に男性に多いといわれていますが、比率的に言うと男性に多いという事で、女性の方にもみられる症状です。

具体的な例としては、60代後半の女性で、だんだん腰が曲がってきて、腰痛はないものの、コルセットをしていることが多くなったというケース。

また、家事全般はこなすことができ、家の中を歩き回ったり、階段の昇り降りも腰を曲げたままなら問題なくできるのだが、外で長い距離を歩くことができなくなっている。
しかし、手押し車を押しながら歩いたり、休みながら歩くと少し長く歩けるというケースです。

このような場合、年齢から考えて「腰部脊柱管狭窄症」が推察されます。
脊柱管狭窄症を発症した原因は、加齢による骨や椎間板、靭帯など脊椎を支える組織の弱体化や変性が考えられます。

脊柱管の中には、人の身体にとって極めて重要な脊髄神経(腰椎のあたりからは馬尾神経となる)が走っていて、骨や椎間板の変性で脊柱管が狭くなれば内部の神経を圧迫するようになり、症状が出てきます。

骨や椎間板などの変性は栄養のバランスが崩れて起こる事がありますが、歳をとると脊椎をささえている筋肉や靭帯も力が弱くなり、骨や椎間板に大きな負担がかかるようになるからだとされています。

予防対策は日常での規則正しい生活、栄養のバランス(特にカルシュウムを多く)を考えた食生活をすること、体に合った適度な運動を継続する事などです。

また、図らずも脊柱管狭窄症を発症した場合には、腹背筋や腰部、下肢の筋力強化が重要になります。

高齢者は激しい運動は避けた方がよく、腹筋の強化は呼吸法として腹式呼吸を常に心がけることをお勧めします。

また、普段の姿勢を改善して、なるべく背筋をのばしておくように努力し、簡単なラジオ体操、ウオーキングなどを継続して行うようにしましょう。
これらは単純なことですが、継続するだけで筋力改善の効果は出てくるはずです。

コルセットは外出する時や、どうしても必要な時にだけにとどめておくようにしましょう。
コルセットの常時使用は、かえって筋肉の弱体化を生じます。