脊柱管狭窄症、三つのパターン

脊柱管狭窄症、三つのパターン

脊柱管狭窄症とは、脊椎の神経が通っている脊柱管という管が、脊椎や黄色靱帯の変性肥大等により狭くなり、神経が圧迫されることにより様々な症状が出てくることをいいます。

椎間板ヘルニアと並ぶ腰痛の二大疾病の一つと言われていますが、椎間板ヘルニアは20歳すぎの若者にもみられる疾患であるのに対し、脊柱管狭窄症は年齢を重ねるとともにこの症状を訴える人が増えるのが特徴で、高齢者に多く見られます。

ただし、生まれつきに脊柱管が狭いという方の場合は、早ければ30代でも症状が現れることもあります。

脊柱管狭窄症とは狭窄が起きる場所によって名称や現れる症状も異なり、下記の3つの型があります。

中心管狭窄・・・脊柱管の中心部で圧迫を受けます。「内側型」と呼ばれます。馬尾神経が圧迫されると間欠性破行の症状が顕著に現れます。
また、重症の場合は膀胱機能障害や排便機能障害も起こる場合があります。

外側陥凹狭窄症・・・脊柱管の外側で圧迫を受けます。「外側型」と呼ばれます。下肢につながる神経が脊髄からでる部分で圧迫されるため、下肢痛やしびれが生じます。
どちらか一方の側に症状が現れます。

椎間孔狭窄症・・・椎間孔は、椎骨と椎骨の間の一本一本の神経の出口をいい、そこが圧迫を受けます。左右どちらか圧迫されている方に坐骨神経痛の症状が出ます。

また、どのタイプにおいても下肢のしびれや冷えを感じ、ひどくなると知覚障害や筋萎縮がみられます。

高齢者に多くみられる疾患であるため、我慢してしまい手遅れになる事も多くあります。
その場合、手術が検討されるわけですが、手術をしたからといって完治することがなかなか難しい疾患なのです。

早期発見・早期治療が必要であり、周囲の人の気配りも重要なポイントなります。