腰部脊柱管狭窄症の手術「内視鏡手術」

腰部脊柱管狭窄症の手術「内視鏡手術」

腰部脊柱管狭窄症の手術は神経麻痺、特に両脚の麻痺や膀胱・直腸障害などがひどいケースが対象になり行われます。

これまでは、腰部を切開する椎弓切除術が一般的でしたが、内視鏡による手術が普及しつつあります。
往来の切開する手術にたいして、内視鏡手術は体にかかる負担が少なく、術後の回復も早い手術法です。

内視鏡による手術は全身麻酔の後、腰部を直径2センチ弱ほど切開して金属の管を挿入します。(医師の技量によっては、さらに傷口は小さくする事が可能です)

その中に入れた内視鏡で患部を見ながら神経を圧迫している骨や靱帯を削ります。
内視鏡の手術時間は約1時間で、切開手術では4~6時間程かかる事が多く、手術の時間を比較しても身体への負担を最小限に抑える事が出来ます。
また、感染症の確率も最小限に抑える事が出来、合併症の危険性も少なくなります。

痛みや出血などが少なく、手術の翌日から普通に飲食する事が出来、ベットの上で起き上がる事も出来ます。
術後、1日目から二日目からは歩くことができるというメリットもあります。

入院も1週間ほどで、10日から2週間は掛かっていた従来の手術よりも短く、その分入院費用が少なくて済むという事になります。
術後1~2週間で、仕事復帰や通常に家事もこなせるようになります。

手術の費用は、保険が適用されるので、3割負担の方の場合は20万~30万円程度となります。
高額療養費現物給付化制度も適用されるので、自己負担限度額を超えた分は払い戻されるので、さらに負担が少なくて済むでしょう。

 腰部脊柱管狭窄症の内視鏡手術は、とてもメリットの多い手術法です。
しかし、主に腰部脊柱管狭窄症の椎弓切除で除圧が目的の場合に適用される事が多く、固定手術には適していません。
また、モニターを見ながらの手術となり、医師の経験と技術が求められる手術方法でもあります。