血流の改善は重要な要素

血流の改善は重要な要素

高齢者の腰痛の原因として多いものに「脊柱管狭窄症」があります。

脊柱管狭窄症は、脊髄の神経が通っている脊柱管が何らかの要因狭くなり、その結果、神経組織への血流が悪くなり、栄養や酸素の供給が不足する事、並びに神経が圧迫されることで、痛みやしびれを起こす疾患です。

脊柱管狭窄症は酷くなると歩行障害、排泄障害などを起こし普段の生活が困難になってしまい、手術を余儀なくされるようになってしまいます。

脊柱管を狭めてしまう原因は、主に加齢によるものなのですが、普段の姿勢の悪さ、激しい運動、また逆に運動不足、不慮の事故などがあります。

加齢によるものは仕方のない事ですが、自己の日々のちょっとした努力で悪化を防ぐことはできるのです。

神経につながる血流を改善することで、症状が緩和される場合があり、血流の改善には、食事の内容を考慮する必要があります。

動物性の食品の過食、リノール酸系の脂は、血流を悪くするので控えて、血流を良くする脂、シソ油(シソの実を圧搾してとった油)、亜麻仁油(「アマ」という植物の種から抽出された油のことで、水溶性)、魚油などの適量の脂は、血流を良くしてくれます。

納豆やたまねぎ、ニンニクなどの食品、食物繊維などはサラサラ成分(抗 酸化作用のあるビタミンCやポリフェノール類など)を含んだ食べ物で、コレステロールを吸着してくれ、ドロドロ血液状態を未然に防いでくれます。

しかし、サラサラ成分と云われるものは、一度に沢山摂っても体にとどめておくことができずに余った抗酸化成分は2~3時間ほどで外に排出されます。つまりたくさん摂取しても長い時間効果を持続させることはできません。

血液を常にサラサラにするには、朝・昼・晩と3度の食事で抗酸化成分や抗血栓成分を欠かさずとることが大切ですが、あまり難しく考えないで、意識する事が大切だと思います。

食べ物の温度の刺激にも注意が必要で、冷たいものを摂ると腸や胃の温度を冷やすことにつながり、吸収障害や免疫の働きにも悪影響を与えます。

腸内には、たくさんの細菌がいますが、胃・腸は、栄養を吸収するに当たり、その腸内細菌の助けを受けています。
これらの細菌がしっかりと働く為の適温というのがあり、胃・腸の温度が低ければ、腸内細菌は十分に働けない状態でもあるのです。

又、ストレスの多い状態は、交感神経が過緊張することになり、血流の悪化を招きます。過労や睡眠不足の生活、食べ過ぎ、飲みすぎ、不摂生なライフスタイルを見直すことで、血流は改善され、身体の調子が良くなっているのがわかるはずです。

全てを加齢現象として諦める前に、自分で少しの努力をしてみることも必要ですね。