腰部脊柱狭窄症の診断方法

腰部脊柱狭窄症の診断方法

腰から足かけて痛みや痺れの症状があり、その症状が前屈みの姿勢になると和らぐ場合は腰部脊柱管狭窄症の疑いがあります。

先天的に脊柱管が狭く、そのまま成長するという場合もありますが、多くは加齢によって狭窄が起こる場合が多く、年のせいだとして治療が遅れることが少なくありません。

早期発見・早期治療で大事に至らない事がありますので、腰から足にかけて慢性的な痛みや痺れがある場合は病院で検査してもらう事が大切です。

腰部脊柱狭窄症の診断方法は、まず姿勢や体勢による症状の変化を診察します。
体を反らせたり、真っ直ぐに背筋を伸ばしている体勢では、痛みや痺れの症状が強く現れます。
逆に前屈みになると、その症状が緩和されます。

歩行時の症状として、歩きはじめると次第に足が痛くなって歩けなくなります。しかし少し休むと痛みや痺れがなくなり、また歩きだす事が出来ます。これの繰り返しで目的地に到着することになります。
これは腰部脊柱管狭窄症の特徴的な症状です。

さらに詳しく検査をする場合は、レントゲン検査をします。
X線は放射線の被曝量も軽いし、費用も安く、その場で患部の説明を受けることが出来ます。
レントゲン検査で異常が見受けられ、更に詳しく調べる必要がある時、手術をしなければならない時などには、CT検査やMRI検査などを行います。

MRI検査は費用が高く1万円程度かかりますが、体を輪切りにした断面の写真を写す事ができより精密な情報が得られます。
また、レントゲンと違い被爆する事はありません。

MRI検査自体は15分程動かないでじっと寝ておくだけなので楽な検査です。
しかし、体に金属が入っている人、心臓にペースメーカーを装着している人、閉所恐怖症の人は検査を受ける事が出来ません。

MRI検査が受けられない人はCT検査を受ける事になります。
CT検査の費用は5000円程度でMRI検査より安いのですが、被爆のリスクがあります。

また、手術の為にはさらに詳しく患部の状態を確認する必要から、脊髄造影剤の検査をします。
脊髄造影(ミエログラフィー)は腰椎の動き(腰椎伸展や屈曲など)が脊柱管に与える影響を知るのに有用です。

また、責任病巣(症状が出る、一番の根源)の診断には神経根ブロックや筋電図などの補助的検査が必要な場合があります。

以上のような総合的な検査で腰部脊柱管狭窄症の診断が下され、原因と圧迫されている箇所を見極めることができ、それに基づいて治療方法が検討されていきます