脊椎管狭窄症、「馬尾神経の再生」

脊椎管狭窄症、「馬尾神経の再生」

現在の医学では、基本的に脊髄神経は一度障害を受けてしまうと、再生することはないとされています。

そのため一度損傷してしまうと、不可逆的な変化になってしまい、損傷による症状とはずっと付き合っていくことになります。
それまでの生活環境が一気に変わってしまうこともあり、精神的な負担も大きくなってくることも考えられます。

現在はそれをサポートするような体制がしっかりと出来てきているため、通常の日常生活を送ることは十分可能ですが、できるだけそのような症状が出てくる事を防ぐ努力をしなければなりません。

ただ、脊柱管狭窄症のように、加齢が原因で起こる疾患があり、歳を重ねると脊髄を傷めてしまうリスクは高まってしまいます。
脊椎管狭窄症では腰部に症状が出てくることが多く、その腰部に関わっている神経として馬尾神経があります。

脊髄神経は脳とつながっていて、一度ダメになってしまうと二度と元に戻ることが出来ません。
頭と首の境目から、腰と胸の境目に脊髄がありますが、腰には存在しておらず、その代わりの役割をしているのが、馬尾神経です。

腰の部分の馬尾と呼ばれる末梢神経は、例え傷ついても再生することがあります。
脊髄は症状が出きってから治療を始めても手遅れとなり、改善が困難ですが、腰部の馬尾神経の場合は再生する可能性があります。

そのため、腰部における脊柱管狭窄症は、症状が出てからでも手遅れになることは稀だと考えられています

しかし、何といっても早期発見・早期治療は基本です。
高齢者は、とかく「歳のせい」とか、「遠慮」などがあり我慢してしまいます。

症状はだんだんと悪化していきます。
手術が必要になると、高齢者の身体にとっては大変な負担となってしまいます。
周囲の人たちも配慮してあげる必要があります。