腰部脊柱管狭窄症、加齢に負けない筋肉造り

腰部脊柱管狭窄症、加齢に負けない筋肉造り

腰部脊柱管狭窄症は、加齢などによる椎間板や脊椎の変性に因って脊柱管が狭くなり、神経を圧迫したり、血流が悪くなって内圧が上がるために痛みが生じるといわれています。

治療は、保存療法が中心で、血流を良くして循環を整え、痛みを取のぞいていきます。
血流を良くするためにはプロスタグランジンE1製剤や消炎鎮痛剤の服用が基本となります。

さらに、ホットパックなどの理学療法や、入浴などで改善することもありますが、効果がないようであれば、神経ブロックを行って痛みに対応していきます。
下肢のしびれが中心の人は、気長に薬を飲んでいくことで状態が安定していくのですが、思うように改善しない場合には、手術を選択することになります。

腰部脊柱管狭窄症は、原因としては加齢による変性が大きく関係しているのは間違いないのですが、腰を支える筋肉がきちんと機能していれば症状はあまり出ないことも明らかになっています。

腰部脊柱管狭窄症は、重症化すると下肢の痛みが強くて歩行困難になり、日常生活に支障を来すようになることがあります。
そうなる前に、50歳を超えたら意識して筋肉が衰えないように努力することはとても大事です。

たとえ腰や下肢に痛みが出たとしても、早期に専門医に診断を仰ぎ、服薬などの保存療法と、自分自身による日常的なひと工夫などで、早めに対処をしていけば、それ以上の進行を防ぐことも可能ですし、進行を遅らせることは充分に可能となります。

しかし、運動と云っても特別なことをする必要はなく、手軽に始められるウォーキングなどの有酸素運動や、意識して片足で立つ、スクワットをするなど、簡単な筋肉トレーニングを毎日少しずつ行えばいいのです。

また、長時間のすわり仕事も、腰のためにはよくありませんし、歳をとるにしたがって基礎代謝量が落ちますので、若い時と同じように食べていると肥満につながります。
肥満は腰痛の大敵です。
ストレスも腰痛を起こす原因となっていることもわかっています。

筋力アップにつながる運動をする、食事は腹7分目にする、ストレスをためない事などを心がけて続けていくのが、加齢に負けないで腰痛を防ぐ近道になります。