喫煙も脊柱管狭窄症の原因となる

喫煙も脊柱管狭窄症の原因となる

脊柱管狭窄症は、脊柱管がヘルニアや加齢などによって狭まり、脊柱管内を通っている神経を圧迫することによって起こるとされています。

最近では、整形外科の初診患者の3分の1が腰痛や下肢の痛みを訴えて受診しており、そのうちの3割くらいが腰部脊柱管狭窄症の患者だそうで、腰部脊柱管狭窄症の患者数は増加傾向にあります。

腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなってその中を通っている神経を圧迫することと、周りの血流が悪くなって神経が酸欠状態になることが原因と云われていて、たばこが血流障害の要因となっていることは否めません。

タバコの煙の中には、有害な化学物質が200種類以上含まれていて、この中で腰痛の発症と関わりのある代表的なものは、ニコチンであるという研究データがあります。

たばこに含まれるニコチンには血管を縮めるという害があり、腰の神経に通じる血の巡りを悪くしてしまいます。

た、ニコチンによる血流障害は、コラーゲンそのものを破壊するばかりか、コラーゲンの産生を促進するビタミンCをも破壊してしまいますので、椎間板の健康維持に必要なコラーゲンが全く不足してしまい、椎間板が変性してしまうのです。
これらの事からも喫煙と腰痛には因果関係 がある事がわかります。

椎間板自体には血管が無いため、椎間板周囲の毛細血管から栄養を得て、老廃物を流しています。
ところが、ニコチンは血管を収縮させる作用があるため、椎間板周囲の毛細血管までも収縮させてしまいます。
その結果、椎間板への栄養補給は不十分なものとなってしまい、椎間板が変性してしまいます。

弾力性を失った椎間板は些細な事でも損傷を受けやすくなりヘルニアの原因となり、脊柱管を狭めてしまう事になるのですます。

また、ニコチンによって血流が悪くなると、老廃物を排出することができず、溜まってしまい、コリの原因となってくるのです。

腰痛で悩んでいる人や肉体労働従事者の喫煙は特に注意が必要で、これに運動不足や吸う本数が多くなるとますます腰痛が悪化していきます。

また、自分が喫煙しなくても周りが喫煙する場合は、受動喫煙に気をつけなければなりません。
他人が吸った煙草の煙を吸う事により、時には喫煙者よりも体に影響が出ることもあるからです。

喫煙者にとっては、腰痛予防・改善の一番の近道は、タバコを減らしたり禁煙したりすることなのです。
年齢が若ければ若いほど、禁煙することによって壊れていた椎間板が回復し、腰痛が改善される可能性が高いと云われています。

タバコを吸う人は、健康そして周りのことを考えながら生活を見直してみてはどうでしょうか。