脊柱管狭窄症、負担の少ない内視鏡手術

脊柱管狭窄症、負担の少ない内視鏡手術

最近は脊柱管狭窄症の手術法として、患者の身体的な負担を軽くする手術として「内視鏡手術」が行われるようになっています。

内視鏡手術は全身麻酔の後、背中を2センチほど切開し、そこから患部に金属の管を挿入します。
その金属の管に入れてあるカメラのついたスコープとノミで、モニターの画面を見ながら神経を圧迫している骨や靱帯を削っていくという方法です。

内視鏡による手術は、痛みや出血などが少なく、手術時間は1カ所につき約1時間半程度です。出血量も100ccぐらいと少なく、殆どの場合輸血は必要ありません。
手術の翌日から歩くことができます。
入院期間は約1週間で、退院すると普通の生活に戻ることができます。

内視鏡による手術は固定術には不向きですが、体への負担をかけずに除圧術を行いたい方には良い方法で、切開口が小さいので痛みが少なくて回復も早く、これまで手術に踏み切れなかった方に人気です。

内視鏡による手術は
・神経根型(外側狭窄型)の場合
・高齢者など、体への負担を減らしたい場合
・ 除圧術のみで治療できる症状の場合
・狭窄箇所が3カ所以下の場合
に有効で、入院期間は7~10日(1箇所の手術につき約1週間)、 費用は20万円前後となっています。

術後、約1カ月間は、手術したキズが早く治るためと、筋力が回復するまでの身体の支えとして、腰にコルセットを装着するようになります。
入浴時や短時間なら、はずしてもかまいません。
また、1時間以上座ったままというような腰に負担のかかる姿勢は、避けなければなりません。

内視鏡手術は、体への負担が少ないため、通常1週間で歩行や日常の動作に支障がなくなります。
しかし、術後も足の裏の違和感などが残る場合もある。

内視鏡手術は、腰部脊柱管狭窄症の患者が誰でも受けられるものではなく、狭窄箇所が3カ所以上ある場合、骨のずれや変形が大きく複雑な手術が必要となり、内視鏡手術は出来なくなる場合が殆どです。
希望する場合は自分の症状をよく把握し、内視鏡手術が可能か、まずはかかりつけの医師に相談しましょう。

腰部脊柱管狭窄症の内視鏡手術は新しい手術法であり、治療を行う病院はまだまだ少ないのが現状です。
また、内視鏡手術は高度な技術を必要とするため、執刀する医師にそれなりの技術が求められます。

脊柱管狭窄症の除圧手術を積極的に行っている病院を選びましょう。
インターネットなどでは、腰部脊柱管狭窄症の内視鏡手術を行っている病院や医師を公開しています。
腰部脊柱管狭窄症の内視鏡手術を希望する場合は、事前に医師の実績や症例数を確認しておくことが大切です。