脊柱管狭窄症、治療に理学療法

脊柱管狭窄症、治療に理学療法

脊柱管狭窄症に伴う痛みの原因は、神経圧迫だけでなく血流の障害による「筋肉の緊張」であるとも考えられています。
温熱療法、低周波療法のような理学療法で、神経の血流を増加させて痛みや痺れを和らげることができます。

温熱療法は血行をよくして筋肉の緊張をほぐす効果があります。
痛みやしびれを緩和したい、 ストレッチ・体操の効果を高めたい方などにお勧めです。
具体的にはホットパック(蓄熱財)や赤外線、マイクロ波を10分程度患部にあてておこないます。

緊張している筋肉は神経がストレスを感じて痛みを生じるもので、温めることによって、神経に作用している痛みホルモンであるプロスタグラジンの産生が抑えられ、また、筋肉は緊張から解放されて柔らかくなり痛みが軽減します。

血流が良くなると、血液が体の隅々まで栄養分を運ぶので、体全体の細胞が活性化され、回復能力が高まります。

汗をかくことで、新陳代謝が活発になり新しい元気な細胞と入れ替わります。
東洋医学では体を温めることで免疫力が高まるともいわれており、腰痛のみならず健康にもよいようです。

しかし、温熱療法で痛みの根本が治療できるわけではないので、冷えると痛みが元に戻ってしまうこともあります。
また、病院では温熱療法は、ストレッチなどの運動療法の効果をより高めるための、補助的なものとして行うことが多いようです。

自宅でできるホットパックも販売されていますが、急性期には患部を温めるとかえって悪化しますので、必ず医師に相談して行うようにして下さい。

自宅でストレッチや体操を行う場合、市販のホットパックを組み合わせて使用すると効果がアップします。

神経の血流をよくすることを目的として、電気療法がおこなわれます。

電気療法は、低周波や干渉波等の電気の刺激によって、神経の血流を増加させ、痛みや痺れを軽減します。
長時間歩くことができない間欠跛行の症状を、一時的に緩和することができます。

電気療法も、マッサージなど他の治療と組み合わせて行う治療で、リハビリやトレーニング目的にも使われます。
どちらも完治を目指す療法ではありません。しびれや痛みがつらい時に補助的に行うと効果的です。