脊柱管狭窄症「内視鏡手術」

脊柱管狭窄症「内視鏡手術」

脊柱管狭窄症に近年、従来の手術に加えて、患者の身体的な負担を軽くする手術として「内視鏡手術」が行われるようになっています。

腰部脊柱管狭窄症の内視鏡手術方法は
1、全身麻酔をかけ、患部を15~20ミリ程度切開します。
2、切開した部分に金属棒を入れ15~20ミリ程度の大きさの穴に広げます。
3、広げた穴にカメラのついたスコープと削るためのノミを入れます。
4、モニターの画面を見ながら神経を圧迫している背骨や靭帯を削ります。
手術時間は、1カ所につき約1時間半程度です。
出血量も100ccぐらいと少なく、輸血は必要でないことが殆どです。

内視鏡手術には条件があり、腰部脊柱管狭窄症の患者が誰でも受けられるものではありません。
例えば、患部が広範囲に起こっていて削る部分が多い場合や、骨の歪みがひどく金具で固定する必要がある場合などは内視鏡手術の条件にはあいません。
また、基本的に腰部脊柱管狭窄症の内視鏡手術は、治療する場所が1~2ヶ所の場合になります。

内視鏡手術には、手術の傷跡が小さいく手術後の痛みが軽い、入院期間は1週間程度と短いので日常生活に早く戻れる、などのメリットがあります。
実際、体調の良い方は手術翌日から歩くことが可能で、通常1週間程度で歩行や日常動作に支障がなくなるようです。

術後1カ月間は、手術したキズが早く治るためと、筋力が回復するまでの身体の支えとして、腰にコルセットを装着するようになります。
入浴時や短時間なら、はずしてもかまいません。
また、1時間以上座ったままの姿勢でいることは、腰に負担がかかりますので避けなければなりません。

腰部脊柱管狭窄症の内視鏡手術は新しい手術法であり、治療を行う病院はまだまだ少ないのが現状です。
インターネットなどでは、腰部脊柱管狭窄症の内視鏡手術を行っている病院や医師を公開していますので、腰部脊柱管狭窄症の内視鏡手術を希望する場合は、事前に医師の実績や症例数を確認しておくことが大切です。