腰部脊柱管狭窄症の特徴的な症状「間欠跛行」

腰部脊柱管狭窄症の特徴的な症状「間欠跛行」

腰部の脊柱管狭窄症の特徴的な症状に、間欠跛行というものがあります。

この間欠跛行とは、しばらく歩くと脚が痛くなり、痺れや脱力感が起こって歩けなくなるのですが、少し休むとまた歩けるようになる、という病状です。

歩ける時間は、脊柱管狭窄の程度のよって異なりますが、軽症の場合で10分程度、重症の場合には1~2分歩くとすぐに痛みや痺れで歩けなくなってしまうようです。

この間欠跛行が起こるのは、歩く事によって脊柱管が動的に動く結果、脊柱管が狭くなり、神経への圧迫が強くなるからです。

しゃがみこんだり椅子に座ったりすると上体は自ずと前かがみになり、脊柱管の狭窄が緩み神経への圧迫が弱まります。
そうすると血流が回復してきますので、また神経に栄養分が補給されて痛みや痺れが緩和されるのです。
痛みが治まり再び歩き始めると、しばらくしてまた痛みやしびれが襲ってきて歩けなくなります。
間欠跛行とはこの症状の繰り返しをいいます。

お年寄りがシルバーカーと云われる乳母車を押して歩いているのを良く見かけます。
シルバーカーや歩行器を利用すると前傾姿勢になるので、坐骨神経痛の症状があらわれにくくなるのです。
また自転車に乗る姿勢も前かがみになるため、普通に歩く場合に比べて症状が出にくくなります。

間欠跛行は、脚の動脈硬化である「閉塞性動脈硬化症」でも起こります。
狭窄症が原因の坐骨神経痛の場合は、しゃがむか座って休まないと再び歩けないのですが、閉塞性動脈硬化症の場合は立ったまま休んでも回復してきます。