脊柱管狭窄症にマッケンジー法

脊柱管狭窄症にマッケンジー法

脊柱管狭窄症は、自宅でも可能な体操マッケンジー法によって自ら治せるということで注目を浴びています。
マッケンジー法は脊柱管狭窄症だけでなく、ギックリ腰などの突然の痛みにも効果があります。

もともとマッケンジー法とは、50年代ごろにニュージーランドの理学療法士であるロビン・マッケンジーという人が体系づけた治療法のことで、90年代には欧米に広まり、最近では日本でも注目されるようになっています。

今では体操で脊柱管狭窄症を治すという場合のサンプルとして、無くてはならないものになっています。

通常の治療であれば、コルセットをつけて安静にするのですが、マッケンジー法は各患者の姿勢ごとの痛みの分析から、その患者に最も最適な体操方法を見出し、リハビリとして用いるというものです。
うつ伏せになって体を反らす体操はマッケンジー法の基本姿勢で、一日に数回行い鎮痛剤などは用いることは殆どないようです。

脊柱管狭窄症と言いますと、安静にすることが基本であるという認識が多いようですが、マッケンジー法は、より積極的な体操を取り入れることで治すことが出来るというもので、従来の治療法とは考え方が根本的に違う所も在り、やはり日本ではまだまだ認知度が低いかもしれません。

マッケンジー法は、単純な直し方を教えるのではなく、まずはしっかりと患者の現状を評価して、その現状認識に基づいて、その患者に適した治療法をアドバイスするというものす。
一般の整形外科との違いは、腰痛体操のメニューの中に上体を反らす姿勢(伸展)を取り入れている点で、これはマッケンジー法の大きな特徴です。

整形外科の奨励する腰痛体操などでは、体を前方に曲げる姿勢(屈曲)が推奨されている事が多く、 マッケンジー法の特徴である後ろに反らすことは、タブーとされているのが普通です。
しかし、マッケンジー法がすべての人の体操のメニューに、体を後ろに反らす体操を取り入れるわけではありません。

マッケンジー法は、まず患者に問診し、腰痛状況を詳しく聞き、次に理学検査を行いその患者固有の腰痛状況を把握し、患者に適した運動や体操が判断されます。
この時点で、患者によってはマッケンジー法の特徴である伸展体操(身を後ろに反らす体操)は適さないと判断されることもあります。

さらに、「マッケンジー法のいかなる体操治療も適さない」、と評価された患者の場合には、その患者にふさわしい体操法を、マッケンジー法以外でどのようなものが適しているかを、医師との話し合いを重ねることで、見出だしていきます。