脊柱管狭窄症にかかわる筋肉「腹直筋」

脊柱管狭窄症にかかわる筋肉「腹直筋」

腹部を縦断する筋肉で六つに分かれる筋肉として広く知られています。

前腹壁の中を走る前腹筋の一つで、肋骨から腰骨の方までまっすぐ伸びていて一般的に腹筋(ふっきん)といわれているものです。

「腹筋が割れている」という表現をされるのは、腹筋が発達していて体脂肪率が低い人ですが、腹筋自体は切れ目の無い一枚の大きな筋肉です。

「腹筋を鍛える」という場合、多くの方はこの腹直筋を鍛える運動を指しています。
体幹部(腰椎など)の屈曲、並びに胸部を引き下げる役割があり、呼吸にも関与しています。

また、腹圧を加える作用があり、それによって排便や分娩、咳などにも寄与しています。
腹直筋が収縮すると、肋骨と腰の骨が近づいて体はまっすぐ前に前屈し、寝ている状態から起き上がるような動作の時に重要である、体を前の方に丸める力が生まれます。

さらに腹筋には運動の動作ための収縮だけでなく、内臓の位置を支え、またお腹の中に圧力を保つ事で内臓や骨を衝撃から守るという役割も果たしています。

腹筋を鍛えておく事は、脊柱管狭窄症などを予防するためにも、体のラインを保つためにとても重要だといえるでしょう。

腹筋は腕や脚の筋肉に比べて筋肥大は起こりにくいので、「腹筋の鍛えすぎでお腹が出っ張る」というような心配はいりません。充分鍛えてかまいません。

しかし、主に縦の動きに対して強い腹筋ですので、捻りや横の動きにはそれ程強くはないという事を頭に入れておいてください。