脊柱管狭窄症に温熱治療

脊柱管狭窄症に温熱治療

脊柱管狭窄症の痛みは、何らかの要因で脊柱管が狭窄してしまい、脊柱管の中を走っている中枢神経を圧迫することによって生じるとされています。
しかし手術などによって狭窄を取り除いた後でも、痛みがあまり軽減しないことがあります。

これは痛みの原因が脊柱管の狭窄だけによるものでないという事になります。
脊柱管狭窄症の痛みの原因は、血流障害にあるともいえるのです。

運動不足や老化、姿勢の悪さなどにより、腰部の血流が著しく悪くなり、血液によって運ばれてくるはずの栄養分が充分にいきわたらなくなり、筋肉が衰え神経に障害を生じるのです。

脊柱管狭窄の痛みを取り除くには、狭窄されている付近の血流を良くし、体の再生を図ることも重要なポイントと言えると思います。
血流を良くするためには、身体を温めることが大切です。

温めると良い理由は
・温熱が神経に作用し痛みホルモンであるプロスタグラジンの産生が抑えられ、痛みが軽減する。

・緊張している筋肉は神経がストレスを感じて痛みを生じるのであるが、温めると筋肉は緊張から解放されて柔らかくなり、痛みが減る。

・お風呂や温泉などで温まると、心身ともにリラックスできて脳から快楽物質のエンドルフィンが分泌されて痛みを忘れる。

・血流が良くなると、血液が体の隅々まで栄養分を運ぶので、体全体の細胞が活性化され、回復能力が高まる。

・汗をかくことで、新陳代謝が活発になり新しい元気な細胞と入れ替わる。

以上のような理由から、身体を温めることで痛みの軽減は図れます。

排尿排便障害があるような重症の脊柱管狭窄症を除いて、脊柱管狭窄症の保存療法の一つとして、温泉治療などを取り入れる事も痛みを取り除く効果的な方法と言えます。

もちろん自宅のお風呂でも効果は期待できます。