脊柱管狭窄症はロコモティブシンドロームの要因

脊柱管狭窄症はロコモティブシンドロームの要因

ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは
主に加齢や運動不足による運動器の障害により移動能力の低下をきたして要介護になるリスクの高い状態をいいます。

ロコモティブは移動能力を有すること、運動器(locomotive organs)の意味です。
本来、原動力とか強力な推進力という意味ですが、医学関係では人間の身体の首から下の内臓を除いた、骨、関節、筋肉、神経など体の運動を司る部分をさします。

つまり歩いたり物を持ち上げたりなどの、身体を動かすのに必要な器官のことです。
ロコモティブシンドローム(ロコモ)は、運動器が衰えて要支援や要介護の状態になったり、そのリスクが高くなったりした状態のことをいい、内臓脂肪が蓄積して糖尿病や高血圧、動脈硬化などの病気につながるメタボリックシンドロームと対になる症状といわれています。

ロコモティブ・シンドロームの三大要因は下記の通りです。
1、脊柱管狭窄症による脊髄、馬尾神経、神経根の障害
2、変形性関節症、関節炎による下肢の関節障害
3、骨粗鬆症、骨粗鬆症性骨折

その他にも脊椎圧迫骨折、大腿骨頸部骨折などがあり、これらの疾患をそのままにしておくと、将来に運動器不安定症になる危険性が高いといわれています。

運動器不安定症とは、高齢でバランスをとる能力が低下し、転倒の危険性が高くなることや、寝たきりや引きこもりになりやすくなる状態の事をいいます。

脊柱管狭窄症はロコモティブ・シンドロームに大いに関係がある病気なので、要介護や要支援にならないためにも、予防しなければなりません。
日頃からストレッチ、関節の曲げ伸ばし、ラジオ体操、散歩、水中ウォーキングなどを行い、自分の体調にあわせて体を動かすようにしましょう。
また、脊椎に負担をかけないためにも、そしてメタボリックシンドロームをも防ぐためにも、体重の増加には細心の注意をはらわなくてはなりません。