脊柱管狭窄症と鍼灸施術効果

脊柱管狭窄症と鍼灸施術効果

脊柱管狭窄症による下肢の痛みやしびれの原因は、一般的には脊柱管が狭くなり足を支配する神経の血流が低下するためだと考えられています。

鍼灸治療の最大の目的は神経血流を増加させることです。
鍼灸治療は神経血流を増加させる効果があり、脊柱管狭窄症の治療方法としても多く用いられています。

腰部脊柱管狭窄症の症状の改善にプロスタグランジン製剤が選ばれることが多くなってきています。この薬理作用は、血行改善です。

プロスタグランジンは、生殖器官に多く含まれるといわれており、脊柱管狭窄症を鍼治療する際は、仙骨部のツボを選んで鍼をさすと効果的だと推察されますが、このことはきっちりとした証明はされていないので、”腎ゆ”のツボを併用しながら治療していくと効果が確実に得られるといえます。

鍼灸治療により血行改善が図れることは明らかですが、このプロスタグランジン産生も今後の鍼治療において注目される効用になってくると思います。

腰部脊柱管狭窄症の方は、お風呂に入って体を温めたり、使い捨てカイロで腰を温めると痛みが軽くなることを経験されているはずです。
つまり、経口プロスタグランジン剤と鍼灸治療の併用で、おたがいの相乗効果が期待できるといえます。

腰部の血行を良くする為に、自分の体の中からプロスタグランジンを生産する努力も必要だと思います。

また、脊柱管狭窄症による痛みの通路に鍼を刺して刺激を与える事によって、刺激は脳や脊髄といった中枢経路を経て、エンドルフィン、エンケファリン等の鎮痛物質を分泌させ、脊柱管狭窄症の痛みを柔らげることができるという効果もあるようです。

鍼灸は脊柱管狭窄症の治療法としてはすぐれていますが、100%の効果が得られるとは限りません。

優秀な針灸師を選ぶこともとても重要なポイントになります。