脊柱管狭窄症の症状を緩和するためにストレッチを取り入れる

脊柱管狭窄症の症状を緩和するためにストレッチを取り入れる

脊柱管狭窄症は、脊椎骨の老化が原因となっている場合が多いことから、お年寄りに多い腰痛疾患でもあります。また若いうちから腰への負担がかかる仕事に従事している方や、逆に筋肉をあまり使ってこなかった方も脊柱管狭窄症になりやすく、比較的若くして腰や下肢に強い痺れと痛みがあらわれ、検査によって脊柱管狭窄症であることが判明することもあります。

脊柱管狭窄症の症状の特徴として下肢の強いしびれがありますが、これが悪化していくと間欠跛行という歩行障害が出てきます。間欠跛行は歩行中に強いしびれが生じて歩けなくなることを言いますが、強いしびれの原因のひとつとなっているのは、筋肉の極度の緊張であり、日頃からストレッチなどで緊張の緊張や疲労を取り除くことが、間欠跛行はもとより、脊柱管狭窄症自体の改善にも繋がっていきます。

自宅で実施できるストレッチ例

脊柱管狭窄症のストレッチの目的は、患部とも言える狭窄部位以外の運動性を高めること、腰椎の安定性を高めるために体幹筋を強化すること、全体的な筋力強化、柔軟性の回復などになりますが、ストレッチの究極の目的は筋肉の緊張緩和と血流改善にあるとも言われています。

ストレッチなどの理学療法、運動療法は専門家の指導のもとに進めていくものですが、自宅でもできるストレッチを教えてもらい実施することは、狭窄症の症状改善に有効です。
(ただし痛みが残っているのに無理して行ってはいけません)

【自宅で出来るストレッチの例】

1.膝を左右に倒すストレッチ
仰向けになって、両膝を90度に曲げて手を体の横に置きます。この姿勢を基本として、両膝をゆっくりと左に倒し、腰が突っ張るところで止めてゆっくりと5つ数えてから元の姿勢に膝をもどしてください。これを同じように、右側にも倒してまた元に戻します。
左右を5回で1セットとして、1セットを起床前と就寝前に実施してみてください。

2.両膝を抱えるストレッチ
仰向けになって両膝を曲げ、両膝を両手でかかえます。腰やお尻につっぱりや痛みを感じたところで止め、そのまま5つ数えゆっくりと元に戻します。これを10回で1セットとして、同じく起床前と就寝前に実施します。

3.お尻を浮かせるストレッチ
【1】の基本姿勢で両手をお尻の下に置いてください。あとはこの姿勢からお尻をゆっくり浮かせます。
手からお尻が離れたら、5秒ほど静止し、静かにお尻を下ろしてください。これを10回で1セットとして1セットを起床前と就寝前に行います。

4.
【1】の基本姿勢から、手を90度に曲げたひざの方向に伸ばします。この姿勢からお腹に力を入れ、首が持ち上がる程度まで力を入れたら、そこで5秒ほど静止してください。数え終わったら元の姿勢にもどします。これを10回1セットとして起床前と就寝前に実施してください。

※慣れてきたら、1セットを3セットまで増やしてみましょう。また腰に痛みがある時は、ストレッチを行わないでください。