整形外科での手術

整形外科での手術

整形外科で行なわれる手術を大きく分類すると、以下の通りです。
1)骨の手術
2)筋肉、腱、じん帯の手術
3)関節の手術
4)神経の手術

手術の難易度はこの順番となります。ここで言う難易度は、手術そのものの難易度だけでなく、手術結果が医師サイドからだけでなく、患者から見ても、良くなっているという結果に対する難易度も含みます。
従って、患者の満足度は、難易度に反比例してこの順に低くなります。

例えば、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など何年も痛みや痺れが続き、いよいよ我慢できなくなったからいって手術を行っても、10年も経過しているとしたら、合併症も起きている可能性が高く、また最悪は神経が元に戻らないほど傷んでいる可能性もあります。
そのため手術は成功しても、痛みや痺れは取れない可能性が高くなります。
一方で患者としては、最後の頼みの綱として手術に期待を抱くので、痛みが取れないと、手術結果に大きな失望を抱きます。

手術は、痛みがとれるところまで含めると成功度は低くなりますが、患者の期待度は一番大きいということで、そのギャップが非常に大きくなります。

手術の結果、痛みが進行しないだけでも良いとも言えますが、痛みが取れることを患者はどうしても期待するので、術後に「手術は成功ですが、この症状では、これ以上の改善は無理です」と医師に言われると納得できないことになります。
医師によっては、手術前に、丁寧にこのあたりの事情を説明するようですが、患者としては手術失敗の保険をかけているのではと疑ってしまうので、簡単にはギャップが埋まりません。

医師は良くなることを目指してベストを尽くしているので、結果に対して、患者が満足する、しないは医師との信頼関係がどれほど築けているかに依存することになります。